こんにちは。
今日の東京はスッキリしない曇り。
昨日来院した、片麻痺患者さんが言っていたこと。
「去年もそうだけど、梅雨入りすると、もう体が重くて痛くて・・・」
今日みたいな日は、さぞかし体調が優れないのかな・・・
と思いながら、珈琲をすする私。
片麻痺に限らず、整形外科疾患の方でも
天気が悪いと古傷が痛むとか、まあよくある話。
でも、とても謎。
確かな証拠も無いのに、よくある話=あるある=常識
みたいになっている、世の不思議。
知っている人も多いかもしれないけど
例えば、
「肩こり」ってものは、そもそも外国に無いと言われています。
えっ、外国人は肩が凝らないの!?
いや、体の構造は人間であれば同じなはず。
凝らないわけではないけど、ちょっと違う。
じゃあ、何が違うか?
それは、「肩こり」という言葉。
「肩こり」という概念が、そもそもないのです。
私たちが言う、「肩こり」の概念ってとても広いですよね。
どこをさして肩が凝ったって、言ってますか?
なんか、それって首じゃない?
って思うところまで概念化されてませんか?
英語では肩こりに近い言葉は
「Stiff Neck」または「Stiff Back」となります。
直訳だと、硬い首、硬い背中みたいになるでしょうか。
肩甲骨あたりが凝った表現するなら、Back
首のあたりが凝った表現をするなら、Neck
(この辺り、興味がある方はネットとかで調べてみてくださいね♪)
つまり。
私が思うに、「梅雨だから・・・」
って、概念構造がなければ
この時期に体が重いとか痛いとか言う人って
居なかったのではないか?と思うわけです。
もちろん東洋医学の考えでいけば、五行の影響もあるとは思うんですが
それでも、言葉の強さって、
その国の文化を、しつこく象っている気がしてならない。
人間のカラダひとつみるにしても、
その人が使う言葉を、絶対に蔑ろにしてはいけないと思う。
それでは本日はこの辺で!(^O^)/