こんにちは。
GLNARSの小山です。
先日、私のところへ来ている患者さんが
「骨密度測ったら前回よりも少し下がってた~どうしよう」
と、病院で測定したデータ用紙を持ってきてくれました。
確かに見せてもらうと若干数値が下がっています。
そこで私が、
「いつも三食何を食べていますか?」
と聞いたところ。
朝はご飯に納豆、昼はバラバラだけどプロテインとか、
夜は豆腐、ヨーグルト、ゼロカロリーのゼリーなどなど。。。
さらに、「毎日食べてます?」と聞くと
だいたい三食ともルーティン的なサイクルだそう。
うーーん。(笑)
普通に考えても、血や肉になりそうなものを全く食べてませんよね。
しかし、こういうことは結構あるあるな話です。
脳卒中後に一応自分では栄養を考えて、カロリーを抑えた食事をする人がいます。
野菜中心とか、さっきにもあるような豆腐とか、あっさりしたものですかね。
その結果、食事が逆に偏りすぎて、むしろ逆効果になっているケース。
そもそも、再度脳卒中にならないようにカロリーを抑える?(肉を食べない)
というのも、よくわからない理論ですが(血がドロドロにならないようにと考えているのか)
なぜか意味不明のまま根付いている知識のようです。
で。
骨粗鬆症の話になると、当然カルシウムが出てきます。
カルシウム不足=牛乳を飲む
といった、私の大の苦手な、
数学の公式みたいな、これ。
最近ではだいぶ牛乳の弊害がネットでも出てくるようになりました。
少し調べてみれば、別に私の話なんて新しい情報でもなんでもないわけで(笑)
より専門家の先生方の著書を読んでいただければ、もっと詳しく難しく書いてありますが
簡単に言えば、
牛乳を飲んでも、骨は強くなりません。
骨粗鬆症だからといって、牛乳やヨーグルトを毎日摂取しているならやめた方がいいと思います。
牛乳の過剰摂取は、逆に他の食物から摂ったカルシウムを排泄してしまうのです。
日本人にはもともと牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素が少ないとされています。(離乳期以降)
日本はもともと海に囲まれた島国で、
モンゴルやチベット、アルプスのハイジみたいな国ではありません。
なので、そもそも牛乳に馴染みのある民族ではないのです。
先ほどあげたような国では、民族のルーツ的に牛乳が栄養素として大切でしょう。
しかし日本の場合は、魚を食べたり土からできるものを食べたりするのが先代のルーツです。
ここで私が言いたいのは、
牛乳に限らず、個々にあった食事が大切ということです。
それが、大きく言えば、国・歴史・文化
小さく絞っていけば、日本の、その地域の、その家族の、その生き方。
それが食事を摂る上で重要になります。
だから、牛乳が良いか悪いか、というのは全く論外な話なんですよね。
さてさて。
話は少し戻りますが、
結局、私がこの患者さんに伝えたアドバイスは、
お魚中心にお肉もちゃんと食べること。
ただ、これだけ。です♪
はじめにも言った通り、血や肉になるもの食べてませんものね(笑)
あらためて食事を振り返ると、今まで気づかなかったことに気付かされます。
皆さんはいかかでしょうか??
食事に気を付けているあなた、
セラピストなあなた、
食事のバランスが偏っていませんか??
あ、ちなみに。
牛乳に含まれる脂肪はコレステロールを増やす飽和脂肪酸ですね。
コレステロールが増えすぎると・・・
そうですよね、動脈硬化、心臓病、ガン・・・とかですよ・・・ね?
それでは、今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました!