心の中に在る、鮮明なあの景色
雲に浮かぶ空、青を覆う灰色
複数の笑い声に、遠く響く鐘の音
反射する光と、
型どる美しさに思わず見とれて
今も空白なのは、
落書きしかけたノートの片隅
記憶は過去のものだけど、
記憶は今もここに在って
じゃあ時間は、流れたのかな?
それとも、止まっているのかな?
まるで、時間の世界を行ったり来たり
誰にだって確かなものは
心のなかに存在していて
胸の鼓動が
それは本物だと嫌でも知らせる
そうか
君はどの世界にも生きていて
どんなに時間が経とうとも
愛ある色で染め上げていくんだね
穏やかで
優しくて
愛しくなる